会長所信・ご挨拶

第59代会長 松井 浩規

黒部商工会議所青年部

第61代会長

水島 浩二

先輩方が60年間もの年月を繋ぎ築き上げてこられた伝統ある黒部商工会議所青年部。
その第61代目の会長職を拝命し、とても光栄であると共に責任の重大さを感じ、身の引き締まる思いです。

加速する時代変化に戸惑いながらも、新しい時代の価値観とビジネス環境の変化に追従し、我々が先導者として立ち止まる事なく進化・成長していけるよう全力を尽くし責務に邁進していく所存です。いまだに変化し続ける新型コロナウイルス感染症の影響により思うような生活環境を築けない方も多いのではないでしょうか。ウィズコロナからポストコロナと言われ、今はニューノーマル「新しい常態」時代でのライフスタイルを明確にする必要があります。もうビフォーコロナ時代へは戻れません。その時の常識も通用しません。現状維持は衰退と言いますが、今まさに辛く厳しい時こそ自ら考え行動に移すことが大事ではないでしょうか。

人は変化を嫌ったり、チャレンジする事に恐れたり、失敗する事に恥ずかしいと思ったりする事があります。そして自分には無理だとか無駄だとかアクションを起こしてもいないのに、勝手に結果や限界を決めつけてしまいがちです。自己成長は成功や失敗の関係なくチャレンジすること、そして自分の限界を知る事、突破することで成果へと繋がります。

青年部活動はその自己成長のチャレンジをする機会を与えていただける最高の場所だと思います。そして私が現在の黒部YEGに必要だと思うことが二つあります。一つ目は、青年部活動を超えた会員同士の信頼と友情です。今は会員同士の思いやりが少し欠けていると思います。

コロナウイルス感染症拡大の影響により様々な行動が制限されてきました。それは人と人とのリアルな繋がりをも途絶えさせました。今ようやく行動制限が緩和されつつありますが、「コロナ」という言葉を言い訳に、以前のように行動せず逃げているような気がします。地域の活性化には我々青年部が気概を持ち一番元気でなければいけないと思います。

今こそ会心の友を増やし、会員の心を一心にし、もっともっと前に出て黒部YEGを周知してもらう事で、今後の黒部YEGの一員であることの存在意義が明確になるように思えます。そのためにも今、「やりたいこと」「やれること」「やらなければいけないこと」をしっかりと考え、鮮明なビジョンを持ち共有する事、そのビジョンに向かって行動することが大事です。これは会としてだけではなく、一人ひとりがキャリアビジョンを立てていく事でモチベーションをアップさせ今後の自社発展へ繋げていただきたいと思います。

そして二つ目に必要だと思うことは、次代へ思いを繋ぐということ。近年、沢山の先輩方がご卒業され会員数は減る一方です。新入会員拡大活動にて沢山の会員も増えましたがそれでも会員数は減っております。先輩方が築き上げてこられたこの黒部YEGの歴史や伝統はとても大事ですが、時代は止まることなく進み続け、世間の常識も刻々と変化し、今までの当たり前が当たり前ではなくなっています。今の時代に合った考え方や活動方法にて新しい風を取り入れることが今後の黒部YEGのみならず各々の生活環境や事業環境にも必要だと思っております。新しい考え方に批判される事もあるかもしれませんが、今までの固定概念を取っ払い、しっかりと思いを次代へ繋ぎ、そして黒部YEGをブランド化し、更に強固な団体にするという決心を胸に新時代へと進んで参りたいと思います。

令和5年度は黒部YEGにとってとても大きなターニングポイントでありチャンスでもあります。設立60周年の節目を迎え、そして富山県商工会議所青年部連合会の主管を担う年でもあり、今こそ黒部YEGの底力を発揮する時です。今我々がこの団体の会員であることは、今まで諸先輩方が繋いでくださったからです。その感謝を忘れてはいけません。感謝は言葉だけでなく行動にて伝える事が一番だと思います。そのためにもスローガンである「一心・会心・決心」という言葉を胸に会員全員の思いと力でどんな困難という荒波をも超え順風満帆で悔いのないよう一日一日を過ごしていただき、充実した一年間を皆さんと共に歩んでいきたいと思っております。

最後に、私は入会し6年目で会長という重役を受けさせていただきますが、そのことを不安に思われる方もおられるかもしれません。ただ一つだけ自信をもって言える事は、どれだけ長く在籍していたかではなく、どれだけ青年部活動に思いをもって過ごしてきたかが大事です。入会当初からがむしゃらに事業に参加してまいりました。どんな小さな事でも、一つ自分にプラスになる事を得られるように毎事業参加してまいりました。人生一回きりです。時間を戻すこともできません。その時間を無駄にするもしないも自分次第です。待っていても何も得る事はできません。これだけ多くの仲間と出会い繋がれた事、そして気づけば応援してくれる仲間が身の回りに沢山いた事、これが私自身の青年部人生の結果の一つであり、とても幸せな事です。青年部に入会して本当に良かったと思っております。青年部に対する価値観は人それぞれではありますが、皆さんも青年部の一員である事に誇りと幸せを感じられるよう共に絆を作りながら、そしてenjoyしながら素敵な時を過ごしましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

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