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黒部商工会議所 会報 2012年4月号




黒部商工会議所青年部
平成24年度会長

鳥 居 真囲衛
 昭和38年の設立より、まもなく50年の節目を迎える歴史と伝統ある黒部商工会議所青年部、第50代の会長を務めることとなり、その責任の重大さに身の引き締まる思いです。
 また、この歴史を築いてこられた歴代会長を始めとする先輩方や日頃より我々の活動にご理解・ご協力いただいております関係各位の皆様方に心より感謝申し上げます。
 昨年、未曾有の大災害をもたらした「東日本大震災」より一年以上の月日が経過いたしました。この大震災による様々な傷跡は今も癒えてはいないと思います。

 終わりの見えない原発問題、処理の進まない瓦礫問題、被災家屋を建て直したくても建てられない建築規制、様々な問題が復興事業の妨げになっています。そんな状況の中でも慣れ親しんだ地元の復興を願って前に進んでいる被災者の方々、被災者を支援するボランティア、各種団体の皆様、その活動の中に我々が取り組むべき一つの道を感じました。
 若き企業家集団・YEGとして、我々が地域で成すべきこと。
 平成24年度、YEG活動の基本方針として2つのテーマを掲げました。

 その1つ目のテーマとして「賑わいを創出し地域に必要とされるYEGへ」
 我々YEG会員にとって黒部市は、生活基盤でもあり商売基盤でもあります。この「ふるさと黒部」が、豊かで住みよく活力あふれる地域であり続けることが、我々YEG会員事業所にとっても商売に繋がる重要なことだと考えています。現在、YEGを含め、様々な団体がこの地域で活動を行っています。こういった活動を継続して行っていくことが地域の活力・元気に繋がっていると思います。昨年、黒部YEGでは、「くろべブラック焼きうどん」を考案しました。ご当地グルメとして地域に定着させていくという想いは道半ばですが、今年度も継続して黒部YEGグルメとして地域の方々に周知していただこうと考えております。
 豊かで住みよい地域にしていく為には、未来を支える子供達の笑顔も欠かせないものだと思います。我々YEGも各種イベントに参加協力し、一人でも多くの子供達に笑顔を与えられるような賑わいを創出していきたいと考えています。多くの賑わいを創出していくことにより、地域に必要とされるYEG、経験を積み重ね実績を出すことで信頼されるYEGへと成長させていくことが、次代への先導者としての責任だと考えております。

 2つ目のテーマとして「新たな未来へ向かって融和団結」
 この「融和団結」という言葉、覚えている会員もいらっしゃると思います。平成21年度会長を務められました飯塚会長の所信に入れられた言葉です。我々YEG会員は、年齢・業種も様々で、YEG以外の団体に所属している会員も多数おり、YEGに対する捉え方・想いは、会員様々だと思います。 
 ただ、会員である以上は地域の発展・会員事業所相互の発展の為に、一致団結してYEG活動に努めなければなりません。その為に、YEG綱領を基に作る基本方針(所信)を会員皆さんの共通理念にしていかなければいけないと考えています。また、諸先輩方が築き上げてこられた歴史と伝統ある黒部YEGが今年、50年の節目の年を迎えます。今後、地域を担う若手会員に魅力あるYEGを伝えていく為にも、今一度「融和団結」を意識し行動しなければいけないと考えております。
 今年2月に、日本YEG全国大会「越中富山大会」が開催されました。数年前から全国大会の準備を始め、その中心となったメンバーは、全国大会という大きな事業を乗り越えることにより、大きな自信と経験を得ることが出来たと思います。
 黒部YEGも「前泊者交流会及び懇親会」、3市で作り上げた「にいかわ分科会」を担当させていただきました。各部会の部会員も次に繋がる大きな経験が出来たと思います。
 目標が大きければ大きいほど、その目標を乗り越えた時に得る経験は大きなものとなります。
 今後の事業を通じ、大きな壁にぶち当たった時は、融和団結してその壁を乗り越え、大きな自信と経験を得て、次代を担うリーダーとして成長していきましょう。
 最後になりますが、黒部YEG会員の皆さん、我々はYEGの一員であるということを忘れずに、地域発展の為・会員事業所の発展の為に、目標を持って共に研鑽し共に活動していきましょう。




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